『ケルビム』はずっと古くから知られる重要な名前だ。
その始まりは実に50年前にも遡る。
まだ日本に自転車製作の基盤もノウハウもなかった1965年、創設者である仁さんは東京・世田谷区にある自宅の庭先でレーサーフレームに火を入れ、
独学で競技用自転車を作り始めたという。
まさしく「ガレージ・ブランド」として始まった小さな工房ではあったが、
創業間もない68年、たった一人で製作したトラックレーサーが
メキシコオリンピックで日本新記録を達成。一躍トップメーカーとして
広まり始めた。
自転車作りに没頭し、
業界内で「溶接マニア」と呼ばれたほどフレーム製作を
追求した仁さんは、奇抜なアイデアと斬新な技法で
革新的な自転車を生み出してきた。
現在は引退をし、息子さんが工房を受け継いでいる。
真一さんもまた国内屈指のフレームビルダーとして、東京・町田市の工房で
日々オーダーブランドの運営にあたっている。
今回、ご紹介するのは、創設者でもある、仁さんが手がけた30年程前にオーダーメードで作られた
お宝品(完成車)を店頭にて展示しております。
状態も良く、職人魂が感じられる1台を是非、ご鑑賞下さい。
※交渉により販売も可能(限定1名の方)
詳細が気になる方は、お早めにご連絡下さい。